産地:山梨県

正式名称:マラー

別名:サンエンジェル(太陽の天使)、サラダイチゴ
入荷時期:11月下旬〜4月中旬?
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

交配:DORIT×CHANDLER
1990年にイスラエルの農場で、「DORIT」に「CHANDLER」を交配し、以後、選抜、育成を継続
1995年に育成を完了。出願時の名称は「サンエンジェル」
品種登録は2002年7月

原産:イスラエル国立農業研究所ボルカニセンター  登録番号(第10372号)
                                         農林水産省「品種登録情報」より
特徴&前評判:
果実は長円錐形で大粒。促成栽培に向く品種。
果実は極めて硬く、果皮の色は鮮赤色、果肉は鮮紅色で果心は淡赤色。
香りは中くらいで光沢は良く、空洞は大きい。一季成の品種。
酸味はかなり低く、食感が良い。サラダなどの料理用に向く。

形:長円錐形   色:果皮 鮮赤色













































感想:香りは さわやかな香りが微かにする。果皮はしっかりしていて、ズッシリと締まっている。
   食べると、歯がザクザクと入っていく。感覚は「熟れる前の洋なし」や「プラム」っぽい感じがする。
   果汁がジュワっと出てきて、果肉の周りに、トロんと柔らかい幕のようなものが、歯に感じることができる。
   そのため、果肉がつぶれ切れずに、形が残ったまま果汁と一緒に喉の奥に消えていく。
   香りがあるので、「いちごを食べている」という感覚はある。
   甘みは、それほど高くはなく、適度に酸味も感じるが、エグミはない。
   へぇ〜っ、こんなイチゴもあるんだねぇ・・・って感じのいちごです。
   
   サラダイチゴを実体験
   別名「サラダイチゴ」ということなので、ドレッシングや焼肉のタレにつけて食べてみました。

   ドレッシング
   サラダの中に、カットしたサンエンジェルをいれ、サラダとして食べてみました。
   第一印象は「悪くはないよね!」でした。
   いちご=果物 と考えている人には、サラダからイチゴの香りがするので、?な気持ちになるかもしれませんが、
   特殊な歯ごたえに、ドレッシングからの塩味や酢の酸味、他の野菜との風味を邪魔しあわない程度の味わい。
   こんなサラダ、あっても良いと思います。
   コース料理の間に出てくるサラダなら、ちょっと面白いんじゃないかな(^^)
   いろんな味のドレッシングで試してみたら、もっと変わった感想がかけるかも。

   焼肉のタレ
   いちごに焼肉のタレをからめて食べてみました。
   恐る恐る口へ。コリコリした口あたりに、タレがからまって甘酸っぱい。
   微かにイチゴの香りがするが、なんだか変な感じ、イヤだ!というのではなく、
   どこかで食べた感じがする。
   そう、サラダに入っているトマトを食べたときのような感覚があります。
   ちょっと硬めのトマトを湯むきして、表面の皮を取り、カットして焼肉のタレをからめたもの。プラス、イチゴの香り。
   こんな感じかな。
   焼肉のタレは、材料に果物が使われて、それだけでフルーティーだし、大勢の人が好む味
   ただし、ドレッシングよりもタレの味が濃いので、いちごの香りが主張しだすと「いちご=果物」と感じて、
   「イチゴをタレの味で食べている」と感じられるかも。そうなると違和感がでてきそう。  


   今回の感想で、サンエンジェルを表現する言葉として、一番しっくりきているのは
   「ちょっと硬めのトマトの皮をむいたもの+いちごの香り」でした。

   サラダ感覚の料理として、色々な有名シェフが、
   イチゴとバルサミコ酢を使って、料理のレシピを出されています。
   バルサミコのまろやかな酸味と程よい甘みが、いちごとマッチするそうです。
   しっしまった!
   バルサミコ酢でも食べておけばよかった(ToT)

今回の試食データ: 15粒/pac 一粒データ(平均):高さ6.5cm 直径3.9cm 重さ38g
                          大きなもの:高さ7cm 直径4.1cm 重さ45gあった。
            試食日 2007/1/26  購入場所 山梨のいちご農家さん(通販使用) 

もどる