アイベリー  別名:愛ベリー
  愛知県で育成されたため、
  愛知の「愛」をとって、
  愛ベリーと命名。

 産地:愛知県など各地
入荷時期:12月上旬〜3月下旬
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

交配:交配データ不明(企業秘密)
以前は麗紅と宝交の交配という話もあったが、最近の遺伝子による識別の研究で、
親ではないことが解った。
国産苺とアメリカ産苺の交配という話もある。
昭和58年に命名。

原産:愛三種苗   登録番号 第?号
                                         
特徴&前評判:
高級大粒果の代表。
食味が良く、甘み・酸味・香りとバランスの良い品種。贈答用として人気がある。
交配の親株として多くの新品種を誕生させている。
評価されているが、株疲れにより小果になり味が落ちるデメリットがある。
空洞果(芯の部分に隙間がある)や先づまり果などの問題もある。
栽培に手間がかかるため、年々生産者が減ってきている。

形:長ほう錐   色:果皮 濃紅  


























感想:箱から いちごの甘い香りが立ち込めます。
   果皮はしっかりしているが、すこしひっかくと皮がめくれるので、薄いのだろう。
   食べてみると非常に軟らかく歯がはいり、果汁があふれて口の中いっぱいになる。
   (食感は果肉の軟らかい部分と繊維っぽい部分がよくわかる。)
   香りは鼻で感じるのではなく、(微かな酸味のせい?)奥歯のあたりから口の中いっぱいに広がるように感じ、
   そして余韻として、いつまでも残る。
   甘さは果汁とともに舌先から、のどの奥まで瞬時に広がる。
   微かな酸味が味を引き締めていきます。(若干のエグミも感じる)
   非常にジューシーないちごです。甘みもあり新品種の親として使われているのが納得できますね。

   今回、奈良県の三輪で栽培されている農園を見つけました。
   関西で「アイベリー」を栽培しているところは、非常に少なく、しかも朝採りいちごが買えるところは貴重です。
   ここの農園は定植後に農薬は使わないようで、病気が発生したら栽培を中止するようです。
   去年は早くに病気が出たため、販売期間が短かったそうなので、早めに買っておくほうが良いかも・・・。
   「山辺の道」沿い、直売所あり、誰でも購入可能。しかし、収穫分が無くなるとクローズ。
   8粒入りの超大粒でも、一箱2000円以内で購入できます。穴場です。

今回の試食データ: 12粒/箱 一粒のデータ(平均):高さ6.4cm 直径4.3cm 重さ46g
              534g/箱 大粒データ:高さ6.7cm 直径4.6cm 重さ50g
             試食日 2006/1/22 購入場所 農園直売所




    販売情報

    ● みむろ農園直売所(奈良県桜井市三輪)
     (場所・・・山辺の道沿い久延彦神社近く)

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