今回は、いちごの容器について調べてみました。

いちごな容器  いちごが流通するときの容器にも色々な種類があります。
 それを調べてみました。




●一般的な容器

パック
スーパーなどのイチゴ売り場に並んでいるほとんどが、パック売りのイチゴ。
よく目にします。
だいたい1パック300g強入っています。
出荷の段階では、一般的に1ケースに4パックづつ入って流通しています。


このパック、見慣れている方も多いと思いますが、
毎年、改良されているそうです。
形状、材質、コストなど、
どうすれば品質を落とさずに流通できるか!?・・・企業努力が感じられますね。

しかし、このパック、全てのイチゴに使われているわけではありません。
果実が硬く、長距離流通に適したイチゴに多く使われています。
ほとんどの場合、2段や小粒なら3段に詰められて出荷されるため、
柔らかいイチゴだと、流通段階で傷んでしまいます。
輸送時の振動が直接イチゴに伝わってしまうのも1つの原因かもしれませんね。

最近ではケースも改良されています。
パックの底が直接ケースに触れないようになっています。
これも、振動を和らげる工夫なのでしょう。




●変わった容器

紙パック

これは、ももいちごを購入したときのパックです。
(予算がないので、箱いりは買えません・・・。)
紙で出来ています。その上に5mm厚のスポンジシートを置き、いちごを詰めています。
スポンジのクッションと紙の柔らかさが、輸送時の振動を上手く抑えているようです。
現に、痛みはほとんどありませんでした。
(スポンジの端とセロファンの間で少しあった程度)
普通のパックとの違いは、高級感や食べるまでの期待感をUPさせます(^^)

ももいちごは高額ですが、食べれば「納得の味」です。




●一段トレー容器

産直などを利用すると、よくこの容器に入ってきます。

スポンジトレーというか、クッショントレーというのか、
イチゴを一粒づつ並べて箱詰めし、痛みにくく流通させる容器。
痛みやすいイチゴを長距離輸送(産直など)させるための工夫が感じられます。
一粒づつにすることによって、しっかり支え横の揺れを抑えている。
上下の揺れには、スポンジやエアークッションなどで対応しています。

しかし、輸送段階で雑に扱われると、あまり意味を持たなくなります。
(現にトレーから抜けて荒れた状態で届いたこともある)
(食材などの)輸送方法のサービス向上に期待したいですね。




●進歩?トレー容器

このトレー容器、一段もののトレー容器ですが、少し違います。
断面写真

トレーの上に少し隙間をあけ、和紙が張ってあります。
和紙を張ることによって、一粒一粒の形にあった形状になり、ホールド感がUP
和紙のたるみで振動を吸収する構造だと考えられます。


これが進歩(進化)しているかは、同じ条件で輸送していないので、私では解りませんが
より良い状態で流通させるために改良していくことは、生産者や消費者にとって嬉しいことです。
ただ、コストが上がって価格に上乗せされると困りますが・・・
容器業者の皆様、更なる企業努力を切にお願い致します。(^^)



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