エピソード2
「常識をくつがえした出来事」

2006年4月22日(土)
前回から4ヶ月、久しぶりの「サンチーゴ」です。
今回も森さんのところへ。前回は大雪で鉄道を使いましたが、
今日は大丈夫!!

あれから「雪男」という不名誉な称号をいただき、
少し落ち込みましたが、もう「雪男」なんて言わせません。
(この地方で4月後半に雪が降るほうが問題ですが・・・)

今日はゲストブックにも書き込みしていただいた、aliceさんも
視察に来られているそうなので、お会いできるのが楽しみです。

朝9時すぎに出発!
余裕をみて2時間くらいでしょうか。
まずは、国道163号線を東に向かいます。

木津川沿いの道は新緑も綺麗で、ちょっとしたドライブコースですね(^^)
伊賀忍者の里、伊賀上野まで行き、そこからは名阪国道を通ります。
 伊賀上野城

途中のサービスエリアで休憩をいれながら、
ほぼ予定時刻に森さんのハウスに到着しました。

ハウスには、もうaliceさんも来られていました。
aliceさんは、サンチーゴに興味を持たれたようで、
今回の視察となったようです。

aliceさんから、栽培農家さんの考えや苦労などの話をお聞きし、
森さんからは、いちごに対する疑問点や新品種育成などについて、お聞きしました。

新品種育成について
新品種誕生までには、早くて5〜6年。
平均しても10年はかかるそうです。
今も何品種か育成段階にあるそうで、近い将来、新品種が発表されるんじゃ
ないでしょうか。すごく楽しみです(^^)

新品種ができたら、一番に「いちごなページ」で紹介させてくださいね。
今回もまた、有意義な内容のお話ばかりで、満足しています。


サンチーゴですが、
森さんの方から、
「かなり味が落ちています。ご期待に添えないかも・・・」
と、メールを頂いていました。
「温度が上がって色づきが早くなる時期に加え、果実が一度に生りだしたのが
原因だと思う。」とのこと。
農作物を育てるって大変なんだなぁと実感しますね。

サンチーゴの感想は、森さんの言う通り
以前食べた時より「甘みがのりきれていない」と感じました。
そう感じたのですが、それとは別に、違う濃い味がしました。
例えると、フルーツトマトを食べた時のような味わい。というのか・・・
(そんな感じがしました)
面白いなぁと思いながら試食させて頂きました。

これは
章姫です。

疑問を解消するために、色々なお話を聞いて理解していくのですが
一つ解決すると、また違う疑問が湧いてきます。
まだまだ、先は長そうです(^^;

1時間ちょっとお邪魔して帰路に着きました。
また来期、期待しています。ありがとうございました。


帰り道、変な看板発見!「猪ラーメン」って?
立ち寄るには勇気がいるぞぉ。

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話はこれで、終わったわけではありません。
そう、題名の"常識をくつがえした出来事"が起こりました。

「サンチーゴ」を家に持ち帰り、撮影、試食をし、
半分ほど残して、冷蔵庫で保存しました。

次の日、
サンチーゴを食べたら、!!!!!!・・・ぬぬっ!・・・???

「あっ、甘い!!」・・・なんで?

フルーツトマトのような味わいが消えて
甘みが出て、酸味も感じる、しっかりした美味しい味になっています。
残しておいたサンチーゴ全ての味が変わっています。

私の常識では、
●いちごは摘み取った時が食べごろで、徐々に味が落ちる。
●冷えたものは甘みを感じにくい。

と、思っていましたが、全く予想外です。どうなってんだぁ?

このことを森さんにメールしました。

森さんからの返信メールには
収穫直後と保存後の味が異なることは、日常的に体験していて
味が良くなる場合も、抜けてしまう場合もあり、おそらく
香りなどの微妙な成分が変化したのでは?と、教えていただきました。

いやいや、いやいや、奥が深い!
まだまだ「いちご」の表面しか見ていなかったようです。

・・・精進せねば!





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