Vol.5

「夢甘香」を求めて!!

今回は、兵庫県の品種「夢甘香」の栽培農園に行ってきました。

兵庫県立農林水産技術総合センターに問い合わせて、紹介してもらいました。
この農園、もぎ採ったいちごを量り売りで購入できる観光農園です。
(※食べ放題ではありません)

電話で予約をいれ、準備完了!
さあ!出発です。

   2月25日(快晴)
   今回は、仕事仲間3人での行動です。

   AM8:00、JR天王寺駅で待ち合わせ。

     

   気持ちいいっすね!!
   神戸で1人、ピックアップして、今日の目的地は・・・

    姫路!

   播但自動車道船津インターで降りて、約7分。天気も良く、快適!
   目的地のハウスが見えてきました。

    
   田園風景に囲まれ、ぽかぽか日和。
   あっちこっち寄っていたので、到着はAM11:00すぎになりました。

   受付横に車を進めると、奥さんでしょうか?出てこられて車を誘導してくれます。
   名前を言うと、待っていただいていたようで、ご主人の所へ案内されました。

   こちらの農園さんは、ご夫婦でされていて、とてもアットホームな農園です。
   
   ハウスの中からは、ご主人が仕事中に聞いているのでしょう、ラジオが聞こえてきます。
   あぁっ、なんてゆったり時間が流れているんだろう。って感じちゃいました(^^)

   こちらの栽培品種は「夢甘香」の他に、「さちのか」「紅ほっぺ」なども栽培されています。
   ハウスは6棟あり、開放されているハウスは、その日によって違います。

   いちご狩りのシステムは、
    1、カゴとハサミを渡されて、ハウスに案内されます。
    2、好きなだけ摘み取って、ご主人の所で重さを図ります。
    3、摘み取った分だけお金を払い、休憩用のハウスで食べます。
    4、お持ち帰り用も摘み取ることができます。

   ハウス内を見てみましょう。

     大粒の「夢甘香」がたくさん!

   完熟の「夢甘香」の見分け方を教わりました。

   真っ赤で艶がでてきたものが完熟。

   この完熟「夢甘香」の味は、
   口に近づけるだけで、甘いいちごの香りを感じます。
   口に入れると、とても軟らかく歯が入り、香り、そして甘い果汁が口の中いっぱいに広がります。
   果肉は全体が薄紅色。完熟の証拠です。体中がイチゴの香りで包まれます。
   軟らかいのですが、しっかりとイチゴが主張している味ですね。もぎたて最高!

   色々聞いてみました。

   「夢甘香」栽培の難しい所は、苗を作るときがむずかしい。
   苗さえ出来れば、栽培しやすい品種だそうです。
   「さちのか」の苗と見比べればすぐわかります。
     
   左が「さちのか」、右が「夢甘香」。勢いが違います。
   高設栽培にも色々あって、これは「兵庫式」というのだそうです。

   受粉はミツバチを利用しているらしいのですが、見当たらないので聞いてみました。
   「お客さんを入れるハウスは危ないので移動させている」のだそうです。

   無理をいって受粉させているハウスを見せてもらいました。

     良く働くねぇ。

   花の上をクルクル回って受粉しています。
   知ってました?いちごの花からは蜜がほとんど取れないんだって!

   もう一つ、咲いたばかりの花と、受粉が行われた花の違い。

      
   咲いたばかりは雄しべが黄色。
   ミツバチが受粉作業をすると、雄しべの花粉が取れて黒く見えます。

   「さちのか」も食べました。
   香りはイチゴらしい香りがして、果皮は「夢甘香」より硬め。
   食べてみると、なんて甘いんでしょう!それにこの香り!!
   ジャスミン茶のような香りが口のなかに広がります。
   こんな美味しい「さちのか」は初めてたべました。感動ものです。
    いちごの奥深さを実感。
   スーパーで買う「さちのか」とは全く別物。完熟でないと、この香りは出ないそうです。

   いい農園を見つけました。雰囲気よし!味よし!
   近所なら、毎週でも来たいけどなぁ。周辺の方がうらやましい。
 
   ご主人さんも忙しい仕事のなか、
   快く私たちの質問に答えてくださり、ありがとうございました。
   とても勉強になりました。

   1時間ほどですが、大満足でした。

   ※品種「夢甘香」につきましては品種図鑑をご覧ください。

   
   ※その後の行動
   天気も良く少しの間、いちごの余韻に浸ってました。

   目の前では、セキレイでしょうか、気持ち良さそうに春の陽気を感じているようです。
         

   そのあと、近所のハーブガーデンや、足を伸ばして岡山県日生まで行ってきました。
     


             ※上記の内容について
             今回の内容は私が体験し感じたことを、率直に表現したものです。
             掲載させていただいた方々への、悪口、批判、営業妨害等、まったく意図しておりません。
             一個人が客として訪れたときの個人的感想であって、園の評価では決してありません。

              苺で多くの人々が一瞬でも「幸せ」と感じるようになれれば・・・       管理人 ひがしゃん